特別養護老人ホーム(特養)生活相談員は大変で疲れた?辞めたい?

特別養護老人ホームで5年ほど介護福祉士として働いてきました。去年にケアマネジャーの試験に合格して今後どうするか考えているところです。生活相談員は大変ですか?向いている人の特徴とかおしえてほしいです。

こんな疑問にお答えします。

アイアム
アイアム

こんにちは、在宅ケアマネジャーのアイアムと申します。

まず今回のケースの結論からですが、現場の介護福祉士としての介護業務と相談支援業務とではかなり内容が違います。

一番違うことは「請求業務」です。

施設によっては「介護事務」というケアクラークが配置されている施設もありますが、たいていの特別養護老人ホームでは生活相談員が「請求業務」を行う場合が多いです。

そのため介護現場での仕事はできるけれど、いざ生活相談員になった途端に右往左往してまわりに誰も相談できる相手もいない。

その結果、心が折れてメンタル病んでしまうというケースも決して少なくありません。

それとTwitterでもこんなつぶやきをしましたが、

これまでの介護現場だけでは決して関わることのなかった利用者の家族や施設での運営という経営関連まで生活相談員は関わるケースが多いので身体的負担よりも心理的負担のほうが多いような印象をもちます。

ではどうすればよいのか?

を、さらにこれから深掘りしつつ解説してみたいとおもいます。




特別養護老人ホームの生活相談員に必要なスキルと向いている人はこんな人!!

特別養護老人ホームに限らずですが生活相談員というソーシャルワーカー的な業務に向いている人は「傾聴」の姿勢が常日頃からできている人です。

どういうことかというと、べらべらべらと人に自分自身のことばかり話すオバちゃんヘルパーとかってまわりにもよくいるじゃないですか?

そんなオバちゃまヘルパーの話を「うんうん、なるほど、わかる、そうだよね。そういうこともあるよね」と聞き役に徹している同僚ヘルパーさんもいらっしゃるじゃないですか。

まさにそう、聞き役に徹していて、なおかく「聞き役」が「苦」ではない。

逆に「そこまで苦労とも思わない」というごく自然に「聞き役」によく日頃そうしている方ほど生活相談員に向いております。

普通は「どうでもいいや」と思う話に耳を傾けるだけで人はストレスを感じることが当たり前の動物であるわけなので、そのあたりをうまく自分なりに受け止めて「傾聴」できる方は特別養護老人ホームのみならずに生活相談員に向いていると自負できるはずです。

ただし向き不向きはあるにはせよ、先ほども解説したとおりに「請求業務」などの流れもありますので、そのあたりも視野にいれたほうが無難といえば無難です。

介護施設やショートステイ、デイサービスなどで、利用者の受け入れに必要な説明や契約、各種手続きなどを担当するのが生活相談員です。

生活相談員という言葉は、1963年に制定された老人福祉法で、相談業務に携わる職種が「生活相談員」と位置づけられたことに由来しています。

当時、生活相談員は、市町村が高齢者にどのようなサービスが必要かを判断し、高齢者の自立や更生に向けた指導を行うものとされておりました。

しかし、時代とともに、「高齢者の選択」を尊重し、高齢者自身が利用したいサービスを選択できるような考え方に変わってきました。

また、相談窓口の意味合いも昔とは変わり、高齢者の自立を支援し、生活上の困難を解決するための相談窓口という位置づけになっています。

2000年に介護保険制度が創設された際に、現在の「生活相談員」に名称が変更されました。

特別養護老人ホームの生活相談員はやりがいなないわりに大変な業務なの?

やりがいないといわれるとあながち「イエス」と答える事例が多いかもしれません。

その理由が特別養護老人ホームの生活相談員に限らずにですが入所者様ふくめ家族のクレーム処理など大変な場合が多かったりします。

また特別養護老人ホームの生活相談員は入所者の介護保険証なども市役所等の行政関連で業務することももとめられてきますので大変な業務といえます。

やりがいはあるといえます。

ただし向き不向きはあるということです。

請求業務関連の業務がむずかしいという場合は、介護現場で働きながらスキルを積み上げることも有効です。

例えば訪問介護事業所でのサービス提供責任者の仕事などですね。

デイサービスの管理者なども有効かもしれません。

特別養護老人ホームだとデイサービスが併設している場合が多いので、異動してスキルを磨くことも良いかもしれません。

いずれにしてもTwitterでもつぶやいたとおりです。

今は介護求人がインフレしている状況なので転職しやすい状況ということはたしかな事実です。

特別養護老人ホームの生活相談員として働くやりがいとして、仕事の達成感を挙げる人が多いようです。

入居希望者やそのご家族の相談に乗る中で、施設で介護を受けたいという希望と、施設に入れるかどうか、入れるかどうかという不安の両方があります。

また生活相談員として、自分の適切な対応の結果、入居希望者が老人ホームに入所できたときは、達成感があります。

また、入居希望者やそのご家族から感謝の言葉をいただいたときにも、達成感を感じます。

その特別養護老人ホームの生活相談員としてやりがいとして、スキルアップやキャリアアップを挙げる方も多くいらっしゃいます。

特別養護老人ホームの生活相談員が大変でやりがいが無くなってしまう前に

どちらにせよ特別養護老人ホームの生活相談員は大変かどうかはその人自身の問題になります。

やりがいがあるとか向いている人向いていない人もその人次第です。

元も子もない話になってしまいますが、事実はこうなります。

特別養護老人ホームの生活相談員だからといって「忙しい忙しい」とよく口にだしてばかりで業務が進まないダメ生活相談員もなかにはおります。

そして「物事をいつまでも解決しようとしないから」からいつまでたっても忙しいままなのです。

同法人内で介護の現場から生活相談員になり10年以上頑張っている仲間も僕のまわりでもおります。

逆に転職を重ねて介護業界内であっても年収を増やしている方もおられます。

ようするに「考えながら行動」できるかできないかの「差」です。

ケアマネジャー試験など勉強していくなかでもよくでてくる項目ですが「PDCAサイクルを回しながらアクション」を起こし利用者の問題を改善or解決に向けて行動している人はチャンスは必ずめぐってきます。

まずはじっくりと焦らずに行動していきたいところですよね。

生活相談員は、特養をはじめとする介護施設において、幅広い業務で重要な役割を担っています。特に、利用者やその家族、介護サービスの向上には欠かせない存在です。

生活相談員の仕事は大変なこともありますが、その分やりがいもあります。施設によって業務内容は多少異なりますが、就職や転職を考える前に、特養での生活相談員の役割を知っておくことが大切です。

入居希望者や入居者、ご家族からの相談に日々対応する中でコミュニケーション能力が向上したり、関連する制度の知識をアップデートしたり、施設や運営法人の方針を理解したり、他職種の役割や動きを把握することで管理職に必要なスキルを身につけたりすることができるのです。

また、生活相談員として実務経験を積むことで、介護支援専門員の受験資格も満たせます。

あとは極論をいえば、特別養護老人ホームの生活相談員の仕事に魅力がないと感じてきた場合において、そろそろ転職するチャンスなのかもしれません。

転職することは今のご時世において決してマイナスな一面だけではなく、むしろプラスに働く側面があることも事実です。

なぜなら今の世の中は刻刻と何が正しくて、何が間違いなのかという正解も不正解もない世の中だからなのです。

そのため特養の相談員で一生を終えるかどうは、すべてあなた次第ということになります。

やりがいも、そして不平不満もふくめて、今の自分を形作っているのはあなた自身だということになります。

ざっくばらんにこのようなとりとめもない話をして参りましたがまとめに入りますと、特別養護老人ホームの生活相談員が転職するに際にぜひ登録して頂きたい転職サイトは以下になります。

特別養護老人ホームの生活相談員にオススメな転職サイト&エージェント

これらの転職サイト&エージェントは大手の介護系に特化した転職サイトを運営している会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているという点と高待遇かつ好条件の求人案件が受けられることがなによりのメリットです。

また同じ求人案件でも転職サイト&エージェントによって待遇や収入が違うことが多いので複数に登録することをおすすめします。

なので上記の介護系転職エージェントは基本的にすべて登録することをおすすめします。

ということで今回は以上です。

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