
よくまわりでもいるけれど、突然ある日、居宅事務所を辞めたと思ったら一人で自分で居宅介護事業所立ち上げるケアマネジャーとか見かけるけど、生計たてることができているのかしら?
こんな疑問にお答えします。
結論から申し上げますと、営業力さえあれば一人で居宅介護支援事業所を立ち上げても生計を立てていくことは可能です。

へーそんなこと言って・・独立したこともないのに先輩、よくそんな大口たたけますねぇ~。

独立したことはまだないけれど、独立をするための準備やシュミレーションはここ数年間でやってきているので、ある程度は信頼性のある情報をお届けできるかと思います。
一人で居宅介護支援事業所を立ち上げた際に、どれだけ顧客数を担当できるかどうか。
これに尽きるはずです。
担当区域の地域包括支援センターとは独立する前に、しっかりと信頼関係を築くことが大事となってきます。
先日Twitterでこんなつぶやきをしたのですが。
包括あるある言いやす😐
本当に助けてほしい困難事例ケースほどスルーされがち😫
— アイアム (@iamkeamane) August 2, 2021
困難事例ケースほど誰も担当したがらないので、一人で独立を考えたときに、困難事例ケースといえば「あなた」に、ぐらいの包括との信頼関係を得ることができれば、担当件数は増えていくでしょう。
ちなみに僕自身、
「困難事例ケースがあればどんどん担当しますからよろしくお願いします」
と包括支援センターのみならずに、まわりの居宅介護支援事業所のケアマネ仲間にもいつもそう言っているので、やっかいな利用者の担当をケアマネ仲間から頼まれることもあります。
やっぱりイヤなことから逃げるよりも、得意分野にしてしまうっていう方法もアリかと思います。
独立型ケアマネジャーとして事務所を立ち上げるには資金はいくら必要か
一人で居宅介護支援事業所を立ち上げる場合において、基本的に自宅で開業ができちゃいます。
居間のテーブルとイスを接客室にしたり、かかる資金といえばA3対応のFAXプリンター(約2~3万)は必要です。
独立型ケアマネジャーとして居宅介護支援事業所を立ち上げるには?
会社立ち上げるための「定款」その資金は合同会社であれば約6万円かかります。
またカギ付きのファイル入れロッカーも必要ですが、ネットで購入すれば2万円ぐらいでカッコいいのが買えます。
そのほかインク代とか電話代とか紙代とかの雑費で月1万円ぐらいでしょうか。
あとはパソコンにケアプランや請求業務を行うための介護請求ソフトの費用ですが、カイポケを利用すれば実質約1年半ほどは無料で使用が可能になりますので費用はゼロですね。
ちなみにカイポケ関連の記事としてこちらを参考にしてみてください。
関連記事:カイポケ使いにくい?つながらない?システム障害多いの?教えて
関連記事:カイポケの評判口コミや料金&デメリットとメリットについて解説
なのでこう考えると独立型ケアマネジャーとして一人居宅介護支援事業所を立ち上げる費用はせいぜい12万円ぐらいあれば立ち上げることは可能だということになります。
独立型ケアマネジャーとして必要な今後必要な資格
あとあれですね。
主任ケアマネジャーでなければ、今後は居宅介護支援事業所の管理者になれないので、主任ケアマネジャーを取得することは必須です。
ケアマネジャー経験を5年経験し主任ケアマネジャーの研修を受けることで主任ケアマネジャーの資格を得ることができます。
ちなみに僕自身、去年に主任ケアマネジャーの資格を取得する予定でしたが、コロナのおかげで研修そのものが中止となり今年バタバタといろんな研修ラッシュのなか取得する予定です。
独立型ケアマネジャーとして晴れて独立してからすべきこととは?
当面のあいだは収入が少ないでしょうから、1年ほどは生活できるぐらいのお金は貯めておくべきかと思います。
先日このようなツイートを拝見して、あ、なるほど。
そんな方法もありかもと思いました。
実は独立した3月から、当面の収入が不安で週1回、とある特養で8時間夜勤のバイトしてました。
おかげ様で依頼も増え、バイトは今月いっぱいで卒業させてもらうことになり、残すところあと1回…
月並みですがこの半年間の周囲の環境に最大限の感謝とお礼の気持ちを忘れず、フェーズ2へ進みます!!
— 居宅介護支援事業所かなめ (@D4L0391) August 11, 2021
週に1度の介護夜勤バイトだといいところだと一回夜勤して1万円ぐらい来るところもあります。
バイトをしながら新規獲得に向けて独立してから1年ぐらいは介護施設の夜勤のアルバイトという選択もアリだと思いました。
地方によって、または介護度によって担当利用者一人分の報酬額は違うわけですが、一人担当すると介護の方は1万2千円。
要支援の方は約4000円。
ケアマネジャーは担当できる上限があるので35件という標準件数を獲得できればまずは生計は立てられるはずです。
独立型ケアマネジャーが軌道にのるまでには
・事業が軌道にのるまでに介護夜勤のアルバイト
・他の副業も平行して利益を得ていく流れ
この2点ほどでいざ独立したものの利用者がなかなか増えないというケースをカバーしてくれるはずです。
また夜勤とまではいかなくても土日に「訪問介護」でのアルバイトもよいかもしれません。
独立型ケアマネジャーとして人数はあくまでも一人?
僕が考えるスタイルは基本一人だけでの居宅介護支援事業所を自宅で立ちあげるというスタンスです。
なのでいざ立ち上げた際は、さきほども「副業」についてふれましたが例えば「物販ビジネス」も平行して利益をあげていくスタイルです。
またこうしたブログでのWEB媒体からの収益ですね。
独立型ケアマネジャーとして将来において独立を考えている方へ
まず独立する前の、今いる会社と揉めないようにすることが大切です。
担当件数を持っていこうと思えば、いくらでもできるわけですが、今いる会社ともめないためには今担当している利用者はもっていかないほうが会社と揉めないかなと個人的にはそう思ってます。
また、本当に今いる会社を辞めてまで独立したいのかどうか何度も考え思考することも大切だと思います。
お仕事
辞めないことになりました。
引き止めてくれる人数人…
昇給もありとのこと
これ以上望んだら、私はただのわがままだな…と。完璧な所なんてないし、理解して働かせてくれてる所に感謝しないとな…と反省…— 海 (@umi_smile55) August 11, 2021
会社に残る人生もあり。
独立する人生ももちろん自由です。
ただし個人的にはケアマネジャーとして独立して居宅介護支援事業所だけの運営だと「危険」かなとも思いますね。
例えば、成年後見人制度ですね。
社会福祉士の資格があれば成年後見人の仕事ができます。
一人担当することで毎月約2万円です。
例えば5人担当できれば月約10万円ですね。
居宅介護事業所運営しながら成年後見人をなさっている方、僕のまわりでも実際おります。
20人が限界だなぁとおっしゃっておりましたが、それでも月に20人担当すると成年後見人だけでも月40万円の収益になりますよね。
まあその利益がすべて財布のなかに入ることになるわけではないですが(税金とかいろいろありますからね)
僕も社会福祉士の資格を取得しようかなと思ったですが。
社会福祉士って大学いかないととれない資格かと思ってたけどケアマネ4年以上やってると、実務経験からとれる方法があると最近知った。
— アイアム (@iamkeamane) July 22, 2021
今から2年かかり後見人の研修も数年かかり5年ぐらいかかることを計算したら、さすがに今から社会福祉士を取得するのはあきらめました。
独立して一人で居宅介護支援事業所を運営していくならば、ネット関連の業務も絡めていけば「安心」かなと思いますね。
介護保険のなかだけの収入だと万が一ということにもなりかねません。
収入源をいくつか持つことで仕事にも家庭にも安心をあたえることができます。
独立型ケアマネジャーになる前に現場経験をたくさん積み上げよう
僕自身において今年に主任ケアマネジャーの資格が取得できるわけですが、まだもう少しいろんな経験を積んでもよいかなという気持ちはあります。
例えば、
・住宅型有料老人ホームの施設長
・グループホームのケアマネジャー
などですが、グループホームなど利用者と接するのは得意なのですが働かないダメ介護士な人と一緒に仕事をするとすぐにメンタル病みがちになる自分がいるので難しいかもしれません。
ともすればやはり「単独」で勝負できる「一人居宅介護支援事業所」が一番のベストな働き方になるのかなと思います。
あくまでも自分にとってはということです。
独立型ケアマネジャーになるために転職を繰り返すのもありです
このようなツイートを見かけて本当にヒドい事業所もあるもんだなぁとつくづくそう感じました。
うちの会社お泊まりデイもやってます。何ヶ月もデイに連泊させてる他事業所のケアマネさんがいるんだけど狭い空間に雑魚寝だからゾーニングも出来ず劣悪。私の利用者にも同じ様に連泊使わせろと社長命令。従わない素直じゃない私はクビになるかもです。理不尽すぎて悲しみ。
— 居宅ケアマネ (@sygckGsNrO3HtRq) October 5, 2021
グレイゾーンを超えてブラックな職場で長く勤めていると心の闇も深くなってきますので早めの転職をしたほうが無難です。
そして転職を繰り返しながら「同時にスキルアップ」も重ねていくことがなによりも大切です。
今の職場がイヤだからすぐに辞めるという行動はイージーすぎる考え方です。
逃げる転職ではなくスキルを磨きながら将来を見据えるための転職をすることがベターです。
だからこそ今から「勝てる転職先」をみつけることが一番です。
ケアマネジャーが転職するに際にぜひ登録して頂きたい転職サイトは以下になります。
ケアマネジャーにオススメな転職サイト&エージェント
これらの転職サイト&エージェントは大手の介護系に特化した転職サイトを運営している会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているという点と高待遇かつ好条件の求人案件が受けられることがなによりのメリットです。
また同じ求人案件でも転職サイト&エージェントによって待遇や収入が違うことが多いので複数に登録することをおすすめします。
なので上記の介護福祉系に特化した転職エージェントは基本的にすべて登録することをおすすめします。
上記にあげた介護系に特化して転職サイト&エージェントに登録することで、控えめに言ってもかなりあなたの今後の人生や仕事におけるコスパは最高かと存じ上げます。
それと在宅ケアマネジャーとして独立してから失敗する例として、すぐに担当者件数が集まらずに1~2年と経過してしまい資金が底つきてしまうという事例もあります。
なので一人居宅介護支援事業所として独立しながらも例えば先ほどの例をあげましたがしばらく介護夜勤の掛け持ちも兼ねてダブルワークで働くなどですね、
そうすることで資金がつきることなく担当者件数もじわじわと増えていくまで介護夜勤での収入源もあることで心の安心につながりますよね。
それと在宅ケアマネジャーとして独立してから失敗する例として、すぐに担当者件数が集まらずに1~2年と経過してしまい資金が底つきてしまうという事例もあります。
なので一人居宅介護支援事業所として独立しながらも例えば先ほどの例をあげましたがしばらく介護夜勤の掛け持ちも兼ねてダブルワークで働くなどですね、
そうすることで資金がつきることなく担当者件数もじわじわと増えていくまで介護夜勤での収入源もあることで心の安心につながりますよね。
なのでハローワークなどで自分で介護夜勤先での求人を探すのでも悪くはないと思いますが、個人的にはかいご畑やきらケア派遣を利用することをおすすめします。
その理由としましては独立(いわゆるフリーランス)で働きながら派遣という形でも働くことが可能だからです。
というかメリットのほうが大きいかもしれません。
いわゆるリスク分散というやつですね。
介護派遣として働きながらフリーランス業を平行して行うことでより利益が上がるという方式です。
それにプラスしてWEB媒体での仕事も掛け合わせることで、より好循環になるというメリットもありますよね。
アイデアと行動で物事は変わります。
そのあたりのことに関してこちらの記事もあわせてお読みいただくことで理解が深まるかと思います。
ぜひこちらもご覧くださいませ。
関連記事:【危険】介護派遣アルバイトダブルワーク掛け持ちで気をつける事
また障がいサービスでの相談支援相談員として相談支援事業所を居宅介護支援事業所とダブルワークで開設しているケースも多くみられますね。
ただし案外と相談支援専門員の業務はきついし儲からないといった話もありますので、その辺のことに関してはこちらで詳しく解説してみましたので、ぜひよろしければお読みくださいませ。
関連記事:相談支援専門員を辞めたい理由とは?やりがいない?仕事キツい?
独立という言葉は確かにカッコよく聞こえるかもしれませんが、同時に会社にいながら副業を行うことも可能です。
副業が軌道に乗ってきたタイミングで独立型ケアマネジャーとして「1人居宅」生業として生計を立てることもありですので、まずは慌てずに虎視眈々と「今目指す」目標に向かってこつこつと邁進していきたいものですよね。
その結果として「大きく稼げる」のであれば万々歳ですよね。
ということで今回は以上になります。
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