
村上春樹の小説を楽天とAmazonで先日まとめ買いしちゃいました。
20代の頃にひととおり作品群を読み尽くしたのですが40代になりふとしたきっかけでまた読みたくなり・・

もぉ~本ばっかり読んでないで、茶わん洗いぐらいは手伝ってよね
ふぅ、やれやれ。
と、妻には少しだけイビられながらも、夜な夜なまた村上春樹の長編小説や短編小説。
それにエッセイやノンフィクションやら再読したりしました。
日本、今やいまや世界中で読まれている「セカイのムラカミハルキ」
だすたび新聞やメディアで話題になる村上春樹。
毎年「今年こそ、ノーベル文学賞とれるか?」と話題の村上春樹。
そんな「自分も読んでみたいけれど、いきなり長編はちょっとなぁ(ぶつぶつ)」
と、そんなこれから村上春樹の小説を読んでみようかな~
本日はそんな、ハルキスト予備軍の読者さんに向けて今回はお送りいたしまぅす。
ではさっそく行ってみましょう!!
初心者にも読みやすい!村上春樹おすすめ(長編小説ランキング・第10選)
「村上春樹の小説いまから読む初心者におすすめー!!」
とか、割と「ノルウェイの森」を1位に押している方が多い印象があります。
が、しかし。
意外や意外。
初心者だからこそ長編や短編集に限らずに初期作品からスタートすることがベターなのです。
1位.風の歌を聴け(1979年・村上春樹)
初心者だからこそ作者の処女作にすべてがつまっているといっても過言ではなく
村上春樹の長編作品もここからはじまりました。
群像文学新人賞である作者のデビュー作になります。
とても読みやすいですよ。おすすめです。
2位.スプートニクの恋人(1999年・村上春樹)
「22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。」の文頭からまるでジェットコースターのように怒涛の展開の連続。
村上春樹が純文学とミステリー文学の調和がうまく溶け合わさった頃あいというか。
まるでウイスキーがちょうどよいハーモニーのおいしさをうみだしているというか。
初心者にこそ読みやすいです。
他の小説ともつながっておらず「スプートニクの恋人」はそれじたい単体で楽しめる長編小説となってますので初心者にこそ読みやすいですよ。
3位.海辺のカフカ(2002年・村上春樹)
主人公が15歳の少年ということもあり文体が比較的ライトで読みやすいです。
半面、これまでの村上春樹を読んできた熟練読者にとって「?」という印象を与えたことも否めないのも事実ですが・・
とにもかくにも。
これからはじめて村上春樹の長い長編小説にチャレンジしてみようか、という初心者にもうってつけです。
4位.ノルウェイの森(1987年・村上春樹)
まさに村上春樹といえば、この作品です。
売れに売れすぎて作者自身、なにもかも嫌になりそれから1年以上にもわたってなにも小説が書けなくなったというほどいろんな意味で事件性があった話題の「100パーセント」リアリズムの純愛小説とうたわれた長編小説です。
ちなみにアイアム自身もはじめて村上春樹の小説を読んだ作品が「ノルウェイの森」でした。
非常にもおすすめです。
5位.1Q84(2009-20010年・村上春樹)
これはとても長い長編小説になりますが、いったん物語のなかにはいってしまえばあっという間だという印象。
それに「海辺のカフカ」や「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(1985年・村上春樹)」のように2つの物語が交互に進行していきますので、そのあたりも逆に読みやすいです。
初心者にもおすすめですよ。
6位.ねじまき鳥クロニクル(1994-1995年・村上春樹)
まず一人の女性から電話がかかってきます。
スパゲッティをゆでている最中のひとりの男性に。
物語はあっちにいったりこっちにいったりですが、文体も初心者にも読みやすい流れですので比較的おすすめです。
7位.国境の南、太陽の西(1995年・村上春樹)
こちらの作品は「ねじまき鳥クロニクル」という小説を作者が書いている途中に生まれた小説になります。
どういうことかともうしますと「ねじまき鳥クロニクル」という小説を何度も書き直しているうちに別の小説がたちあがってしまった。
それが「国境の南、太陽の西」という作品になりました。
「スプートニクの恋人」とも似ている構成になっていますので読み比べてみる楽しさもあるかと思います。
8位.アフターダーク(2006年・村上春樹)
これまで村上春樹の短編から長編やら読みつくしたときに新発売され「おお!」
と、まっさきに購入して読んだくちですが
いまおもえば、村上春樹の小説を「読んだことがない方」に読んでいただきたい作品となりますね。
意味は、・・・「アフターダーク」という作品を読むとわかります。
え?みたいな。。かんじです。
9位.色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(2015年・村上春樹)
これはもうミステリー小説ですね。おっもしろいですよ。後半は犯人捜しです。
読むととまらなくなります。
ただし初心者向けか?
といわれると「?」ということでこの順位となりました。
10位.騎士団長殺し(2017年・村上春樹)
こちらの長編小説も「これからはじめて村上春樹の長編小説を読む」層むけではありません。
いままで村上春樹作品を何度も熟読したマニアー向けかな?
でもおもしろい長編ではあるし。。やれやれ。ということでこの順位となりました。
初心者にも読みやすい!村上春樹おすすめ(短編集ランキング・第7選)
初心者にもおすすめするという観点からいくとやはり初期作品からになってしまうのかもしれません。
またランキング形式は随時入れ替わったり書き加えたりしているので、ときどき改めてチェックしてみることをおすすめします。
では短編集ランキングの「第1位」の発表です!!
1位.中国行きのスロウ・ボート(1983年・村上春樹)
こちらの短編集の作者初短編集で初心者でも読みやすいですよ。
本文より裏表紙より「この小さな書物が新たなどんな思い出を作ってくれるのだろうか。嵐や小波はいくつかあったけれど、僕たちの夏は続いている。
2位.パン屋再襲撃(1986年・村上春樹)
村上春樹の短編小説集は軽く読めてしまうのに深い余韻があることもたしかである。
それはなぜか?
パン屋再襲撃の「6編」を読んでみるとそれがよく理解できると思う。
ちなみに6編目の短編「ねじまき鳥の火曜日の女たち」は、長編小説にそのまま続く流れとなったので、そのあたりも加味してこちらの短編集読んでみると深いかもしれません。
3位.神の子どもたちはみな踊る(2000年・村上春樹)
こちらの短編集も作者の中期的にノリにノッていたときに書かれている印象がありますね。
まさに書きたいことをなにも考えずに(もちろんいい意味で)書いた短編作品だなぁという。
ちなみに村上春樹のノンフィクション「アンダーグラウンド」がもとに書かれた短編小説集となっております。
4位.TVピープル (1993・文春文庫・村上春樹)
こちらも比較的初期から中期頃に書かれた短編集です。
たしか表題にもなっている「TVピープル」は作者がアメリカに滞在したころの体験をもとに書かれたという記憶があります。
?あれ??もしかしたら「レキシントンの幽霊」のほうかも・・・
とにもかくにも初心者でも読みやすい村上春樹の短編集です。
おすすめです。
5位.女のいない男たち(2014年・村上春樹)
こちらの短編集は映画にもなったということもあり、まだ小説を読んだことがないという方も知っているのかもしれませんが。
映画は映画。
小説は小説。
とにかく読んでみることをおすすめします。
6位.螢・納屋を焼く・その他の短編(1987年・村上春樹)
5つの短編が収められております。
表題作「蛍」はのちに長編化され「ノルウェイの森」となります。
ミュージシャンのスガシカオさんも「一番好きな短編集」ということでもマニアのあいだでは有名です。
7位.レキシントンの幽霊(1999年・村上春樹)
7編から連なる短編集になります。
笑っちゃう系の短編は今回多いかな、という印象をうけますね。
「トニー滝谷」という短編は映画化されたことでも有名です。
何度化リメイクされた「めくらやなぎと、眠る女」のファーストバージョンが収録されております。
【初心者向け】読みやすい村上春樹おすすめ長編小説・短編集まとめ
ということで、
さて、いかがでしたでしょうか?
村上春樹の小説に限らずに物語を読むという行為は誰かの人生を追体験できる楽しさがあります。
文章を通じて人生がより豊かになることまちがいなしです。
人生100年時代においてたとえ電子書籍となっても小説というジャンルは永遠に不滅です。
なぜなら人は物語を通じてなにかを学び感動して生きる生き物だからなのです。
村上春樹の小説をこれから読んでみようかな?
でもどんな作品からはいったほうがいいいのかな?
といった悩みを今回のブログ記事で解決できることを願って、また次回お会いいたしましょう。
次回は村上春樹の「おすすめエッセイ集」もしくは「おすすめ翻訳小説第〇選!!」
または「村上春樹おすすめノンフィクション第〇選」みたいなテーマで書いていきたいと思います。
ということで今回は以上になります。
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