
村上春樹の旅行記やエッセイ・ノンフィクションの書籍をランキング形式にしてみました。
村上春樹さんはご自身の長編小説や翻訳もさることながら、エッセイや旅行記にこそ面白味がたくさんつまっているといっても過言ではございません。

小説を読むとなると身構えちゃったりするけれどエッセイならさくっと読めたりするもするよね
そうともいえる。
しかし、だ。
考えてもみても、なぜ僕たちは他人の旅行記や食べログ
誰かが妊娠しただの、だれこれが付き合ったのだのとかネット検索するのだろうか?
なぜなら自分以外の誰かの意見というものも聞きたいからなのだとおもう。
もちろん村上春樹さんはどう思っているんだろう?
とか、小説ならまだしもエッセイや旅行記で村上春樹さんの本音話が垣間見れたりする。
特に『職業としての小説家』においては、その本音がきわめて顕著である。
そんな村上春樹さんの魅力が旅行記、エッセイ。
はたまたノンフィクションにこそあるといっても過言ではないということで
今回、こうしたおすすめランキング特集をお送りします。
とうことで、さっそくまいりましょう。
【村上春樹】旅行記おすすめ本ランキング・第3選
それではまず村上春樹さんのおすすめ旅行記からスタートします。
村上春樹さんといえば、まず海外で小説を書いて爆発的に売れた「ノルウェイの森」が有名ですが、そのいくつかの小説を書くまでにいたった経緯など旅の海外先での様子など交えながら解説されているあの旅行記本がおすすめです。
その第1位とは、じゃじゃん!
1位.遠い太鼓 (講談社)村上 春樹|1993
1986年秋から1989年秋までの3年間を綴った、新しいタイプの旅行記です。
ある朝、目を覚まして耳を澄ますと、どこか遠くから太鼓の音が聞こえてきました。太鼓の音は、遠いところから、遠い時間から聞こえてきた。
2位.辺境・近境(新潮文庫)村上 春樹|2016
無人島の旅から、うどんの話。
ノモンハンの話(小説「ねじまき鳥クロニクル」にもつながります)
それに神戸までひたすら歩く話(この話がすっごく好きです個人的には)
旅エッセイ本として、とてもおすすめです。
3位.雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮)村上 春樹|1991
動物さえも立ち入ることを許されないギリシャ正教の聖地・アトス。
このギリシャ版ツアーでは、アトスの山中にある修道院から修道院へ
険しい山道、厳しい気候、貧しい食事に負けず、歩いて移動します。
そして気分転換に、若葉が目印の四輪駆動車でボスポラス海峡を抜け
兵士と羊と埃に満ちたトルコへと旅立ちます。
雨、太陽、砂埃、タフでハードな冒険は続く!
【村上春樹】ノンフィクション集おすすめ本ランキング・第2選
基本的に村上春樹さんのエッセイ集など楽しい系のノリで書かれた本が多いですが、
こちらのオウムに関したテーマでインタビュー集というかカポーティの「冷血」にも似たテイストで重々しい
だけれど、僕たちに確実に村上春樹さんがよくいう「井戸の深いところ」の話がはいってます。
人生になにかしら行き詰ったときなど読み返したくなる書籍のひとつです。
1位.アンダーグラウンド (講談社)村上 春樹 |1999
・村上氏のこの本におけるインタビューの姿勢は極めて誠実なものである。
・今でも読むと涙がでてきます。
2位.約束された場所で (underground2)村上 春樹 |2001
Amazon・楽天市場での評価レビュー抜粋・これを読んで、「欲望を手放すな。欲望は君の命だケロ」を強烈に思い出しました。
・巻末の河合隼雄さんとの対談は非常に良かった。
【村上春樹】エッセイ集おすすめ本ランキング・第5選
村上春樹さんは常にフェイクなしで本音で語っているようにみえるときもあれば、うまくのらりくらりとごまかしながらその場を乗り越えていく印象をうけます。
大変な時代だから、何がおきても変じゃない世の中だからこそ、村上春樹さんの「どこにどう転がっていくかわからない話」
小説にもエッセイにも、その魅力がふんだんい詰め込まれているという印象をうけますよね。
1位.職業としての小説家(新潮)村上春樹 | 2022
こちらのエッセイはブロガーの方にもぜひ読んで頂きたい書籍のひとつです。
なぜなら「何かをだれかに伝える」というビジネスにおける本質が
「職業としての小説家」のなかにはふんだんに村上春樹さん自身のこれまでの経験を通じて語られているからです。
2位.走ることについて語るときに僕の語ること (文春) 村上 春樹| 2010
小説家として物語を描くためには体力がなによりも必要なのだ
と村上春樹さんが語るように、これは走るという日々の鍛錬によって小説が作られる。
いかにも健康的な風情からうまれる不健全文学?
そんなどうでもいいような(なにが純文学でどれがロマンポルノ小説か等)
走ることでそれらが納得できるような感覚
こちらの書籍を読んで、明日から走りたくなるようなそんな本になっております。
3位.みみずくは黄昏に飛びたつ: 川上未映子 訊く/村上春樹 語る (新潮)
川上さんのハルキストぶりが発揮される圧倒的かつ刺激的な対談集となってます。
春樹さんもノリノリで(川上さんの質問がうまいせいもあるのだけれど・・)
自身の作風や物語構成、小説とはどうあるべきか?
など、長いロングスパンを交えて二人でありとあらゆることを語っておられます。
これは、・・・小説好きなら要チェックですよ。
4位.村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮) | 1998
5位.村上ラヂオ(新潮) 村上春樹 、 大橋歩 |2020/7/3
【村上春樹】旅行記・エッセイ・ノンフィクションおすすめ本まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
あなたが気になった村上春樹さんのエッセイ集や、旅行記本がみつかりましたか?
ふとした瞬間、休日のなんとく早く起きた朝とか。
そんな日は村上春樹さんの文庫本を持ちながら近くの公園や海辺を散歩しながら、ちょっとした休憩タイムでさらっと読んでみるのもなかなか気分がリフレッシュしておすすめですよ。
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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